【パースの応用】パースを利用して影を描く方法・影の考え方を解説

背景イラストレーターのariです

今回はパースを利用して描く『影の描き方』を紹介します。

影の簡単な考え方を紹介しますので、ぜひイラストに活用してみてください。

今回使用している機材とアプリはiPadProcreateです。考え方を応用することでAdobe PhotoshopCLIP STUDIO PAINTなどでも描くことができますので参考にしてみてください。

どのイラストアプリを使用すれば良いか悩んでいる方は、こちらをご参考ください。アプリのおすすめポイントについてまとめています。

iPadのおすすめイラストアプリを特徴ごとに紹介!【Procreate │ CLIP STUDIO PAINT │ Adobe Fresco】

動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。

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影を簡単に描く方法

考え方について

今回は点光源の影の考え方について紹介していきます。

以下の3つの手順で影を簡単に描いていきます。

・光源を決める(点光源)

・オブジェクトを用意する

・影の収束する場所を決める

影を描いてみる

『光源を決める(点光源)』『オブジェクトを用意する』を行ったのがこちら

『影の収束する場所を決める』では、光源から垂直に下ろした場所に影の収束する場所を決めます。ここをVP1とします。

次にアイレベル上にVP2を設定します。ここは四角形が収束している場所になります。

光源のラインを出します。

光源は物体の角を通っていきます。

物体の面が光を遮ることによって影ができるため、他の箇所も同じようにラインを引くことで物体の影を描くことができます。

地面と設置している点は『地面の影が収束する場所』VP1からラインを引いてきます。

光源からのラインと収束する場所からのラインの交点を結び、VP2に収束させていくと影を描くことができました。

もし、今回の方法が難しいなと感じた方は、以前1点・2点・3点透視図法を紹介していますので、そちらをご覧ください。

パース・遠近法・1点透視って何?【背景イラスト初歩編】

簡単解説!2点・3点透視の基本【背景イラスト初歩編】

影の考え方の応用

動画では様々な形の影についても紹介しています。こちらは動画で見た方が分かりやすいかと思いますので、ぜひ下の動画かYouTubeよりご覧ください。

穴が空いている四角や

立方体の場合や

穴が空いている立方体についても紹介しています。

難しそうに見えますが、意外と基本の考えを理解できていれば描くことができますので、ぜひ一緒にチャレンジしてみてください。

詳細な解説動画

動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。

まとめ

今回はパースを利用して描く『影の描き方』を紹介しました。

影を理論的に考えると少し難しく感じるかもしれませんが、一回理解すると様々なイラストに応用が効きますので、ぜひ理解して自分のイラストに活用してみてください!

また、難しく考えすぎるとイラストを描くのも難しくなってしまうので、完璧にパースを活用して描く!というよりも、知識は頭の片隅に置いておいて、なんとなく応用しながら描いてみるというのも良いのかなと思います。

また、普段の記事・動画では無料で背景イラストの描き方について紹介していますが、より『背景イラストが上手くなりたい方』向けに、詳細に技術を紹介している有料のコンテンツもあります。

1点透視などパースやイラストの描き方について、字幕付き動画文章で読める解説付きPDFで学ぶことができます。

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最後までご覧くださりありがとうございました。

それでは、また次回の講座でお会いしましょう!

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