背景イラストレーターのariです
今回は『水中の描き方』の紹介をします。
この方法を知ることで、海などの暗い水中を描けるようになります。
今回使用している機材とアプリはiPadとProcreateです。考え方を応用することでAdobe PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどでも描くことができますので参考にしてみてください。
どのイラストアプリを使用すれば良いか悩んでいる方は、こちらをご参考ください。アプリのおすすめポイントについてまとめています。
→iPadのおすすめイラストアプリを特徴ごとに紹介!【Procreate │ CLIP STUDIO PAINT │ Adobe Fresco】
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
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水中の描き方
『水中の描き方』の流れ
(1)グラデーションで光を決める
(2)水面の光を描く
(3)差し込む光を描く
(4)オマケを追加する
(1)グラデーションで光を決める
どちらの方向から光が当たっているのか、どれぐらいの深さ・暗さの海なのかを考えながら色を決めます。
ブラシは『エアーブラシ』→『ソフトブレンド』を使用してグラデーションを入れていきます。
まずは基本のカラーで塗りつぶします。
基本のカラーよりも明るい色で光の当たる場所を意識しながら、弱い筆圧で塗ってグラデーションを作っていきます。
グラデーションを入れることができました。今回は右上から光が当たっているように描いています。
(2)水面の光を描く
水中のイラストなので、波打っているような水面を上に描きます。
ブラシは『エレメント』→『オーシャン』を使用して描いていきます。このブラシは海を描く際にとても便利なブラシなので、ぜひ活用してみてください。
明るめカラーで水面の光を入れていきます。奥側もブラシサイズを小さくし、透明度を低めに小さい光を入れていきます。
手前側は白色でブラシサイズを大きめにして水面の光を入れていきます。
描きすぎた部分は消しゴムツールで消して調整していきます
レイヤー効果は『ソフトライト』の別レイヤーを作成し、青い水面の光も入れていきます。よりイラストに深みが出ます。
少し暗い色で波の影を入れていくと、よりリアルな感じになります。
(3)差し込む光を描く
レイヤー効果は『オーバーレイ』の別レイヤーを作成し、差し込む光を描いていきます。
ブラシは『エアーブラシ』→『ソフトブレンド』を使用します。
光が強く当たっている場所から放射状に描いていきます。
消しゴムで調整したら、水中のイラストの完成になります。
(4)オマケを追加する
泡や海洋生物などを追加するとよりリアルになっていきます。
泡の簡単な描き方の紹介もしていますので、ご覧になりたい方は動画でご確認ください。(動画内8:37辺りより解説)
こちらは鯨を入れてみたイラストです。光の当たり具合など考えながら描いてみましょう。
詳細な解説動画
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
関連記事・動画
海中以外にも海辺や木、空、雲などの自然物の描き方も紹介しています。こちらからご覧いただけます。
まとめ
今回は『水中の描き方』の紹介をしました。
水中は上からの光や、水面のゆらぎを意識しながら描くことで神秘的なイラストになります。
泡や波で静かなイメージも、荒れているイメージにもなる面白い題材なので、ぜひ色々な水中を描いてください!
また、普段の記事・動画では無料で背景イラストの描き方について紹介していますが、より『背景イラストが上手くなりたい方』向けに、詳細に技術を紹介している有料のコンテンツもあります。
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最後までご覧くださりありがとうございました。
それでは、また次回の講座でお会いしましょう!