背景イラストレーターのariです
今回は『背景イラストレーターが選ぶパースのおすすめ書籍3選』を紹介していきます。
現在は背景イラストを描く上で参考になる参考書がいくつもありますが、その中でもパースについてとても分かりやすかった書籍を3冊紹介していきます。
このサイトでは主にiPadで描くイラストの描き方について紹介しています。どのイラストアプリを使用すれば良いか悩んでいる方は、こちらをご参考ください。アプリのおすすめポイントについてまとめています。
→iPadのおすすめイラストアプリを特徴ごとに紹介!【Procreate │ CLIP STUDIO PAINT │ Adobe Fresco】
動画でも紹介しています。しっかりチェックしたい方はこちらからご覧ください。
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『初めて学ぶ遠近法』
『初めて学ぶ遠近法/フィリップ・W. メッツガー (著), Philip William Metzger (著), 田中 悦子 (著)』
こちらの書籍は、私が背景イラストを描き始めた頃に購入した本でとても読み込んだ本になります。
(1)遠近法の基本が学べる
重ね合わせ・サイズとスペースの変化など、パース以外の遠近法も学べる本になっており、遠近法についてまだよく分からない!という方に特におすすめな本です。
(2)遠近法について段階的に学べる
遠近法の基本知識から始まり、四角の描き方、中心の取り方など分かりやすく順に解説してあります。
その後は家を描いてみて、傾斜をつけて…という感じで順を追って解説してあるので、最初から読んでいくと遠近法の理解が深まっていきます。
(3)パースの理論が少なめで感覚的に読める
感覚的に読める作りになっているので、難しいなと思うことがあまりなかったです。
そのため、初心者の方も読みやすい本になっているのかなと思います。
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『風景デッサンの基本』
『風景デッサンの基本/湯浅 誠 (著)』
内容が濃く、何回も読み直している書籍になります。
『風景デッサン』と描いてある通り、パースの知識だけではなく鉛筆を使用してどのように作画するかという知識も書かれてあります。
こちらの本を読んだ後は、表紙にあるように外に出てスケッチをするのをお勧めします。
1冊目に上げた『初めて学ぶ遠近法』よりもパースに寄っている内容になっているため、パースについて詳しく知りたい!という方には特にお勧めな本になっています。
著者の『湯浅 誠(@yuasamakoto)』さんのTwitterではパースについての理論などが載っておりとても勉強になりますので、興味がある方はぜひそちらもご覧ください。
(1)デッサンの基本が載っている
道具について、タッチの入れ方について、立方体で形を取る方法、陰影の付け方、質感の付け方などについて書かれています。
最初の章だけでも価値があるのでは、というぐらい情報が入っていますのでとてもお勧めの本になります。
(2)パースの基礎が学べる
アイレベル、消失点、1・2・3点透視についてしっかり書かれています。
パースを活用した家・部屋・自転車などの描き方の紹介もしてあります。その他、湖に反射したらどうなるのかなど面白い知識もありますので、ぜひご覧になってみてください。
(3)絵の完成度の上げ方について学べる
自然を描くタッチについてや演出・光の考え方など、絵の完成度の上げ方について鉛筆デッサンの観点から紹介してあります。
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『いちばんやさしいパースと背景画の描き方』
『いちばんやさしいパースと背景画の描き方/中山 繁信 (著)』
今まで紹介した中で一番パースについて紹介されている本になります。
建築パースに寄った内容になっているため、これ1冊読むと背景イラストのリアリティがとても上がるかと思います。
パースもなんとなく分かってきて、よりリアリティをアップさせたい、もう少し絵に説得力を持たせたいなという方には特にお勧めな本となっています。
(1)建築知識を学べる
基本である家の部位やサイズ感が説明してあります。
例えば畳のサイズを使ってサイズを出す方法など、家の中を描く際にとても参考になる内容が載ってあります。
(2)外観パース・内観パースに分かれている
外を描くとき、中を描くときのそれぞれのパースの引き方について、しっかりと説明してあります。
(3)物のサイズを確認できる
家のサイズだけではなく、椅子、机、洗濯機や信号までサイズが載っており、とても参考になります。
背景イラストを描く際それぞれのサイズ感を調べる必要がありますが、この本を見ればそのサイズが載っているので、背景イラストを描くときに常に手元に置いておきたいとてもありがたい内容になっています。
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詳細な解説動画
動画でも紹介しています。しっかりチェックしたい方はこちらからご覧ください。
まとめ
今回は『背景イラストレーターが選ぶパースのおすすめ書籍3選』を紹介しました。
後ろ側から、パースの知識について『初めて学ぶ遠近法(少なめ)』・『風景デッサンの基本(中ぐらい)』・『いちばんやさしいパースと背景画の描き方(多め)』の内容になっていますので、現在の理解度に合わせて書籍を選んでみてください。
以前に背景イラストを描く上で参考になる漫画も紹介していますので、ぜひこちらも参考にしてみてください!
→【おすすめ書籍】背景イラストレーターが選ぶ背景がすごいマンガ4選!
最後までご覧くださりありがとうございました。
それでは、また次回の講座でお会いしましょう!
また、普段の記事・動画では無料で背景イラストの描き方について紹介していますが、より『背景イラストが上手くなりたい方』向けに、詳細に技術を紹介している有料のコンテンツもあります。
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