背景イラストレーターのariです

今回は『炎のエフェクト』の描き方を紹介します。
炎のエフェクトはゲームや背景イラストなど多くの場所で使用されるものになりますので、ぜひ参考にしていただければ幸いです。
この記事・動画では、できるだけ簡単に描く方法を紹介しています。
今回使用している機材とアプリはiPadとProcreateです。考え方を応用することでAdobe PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどでも描くことができますので参考にしてみてください。
どのイラストアプリを使用すれば良いか悩んでいる方は、こちらをご参考ください。アプリのおすすめポイントについてまとめています。
→iPadのおすすめイラストアプリを特徴ごとに紹介!【Procreate │ CLIP STUDIO PAINT │ Adobe Fresco】
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
炎を観察する

写真で炎の観察をしていきます。
まずはカラーの段階を確認します。基本は、赤・橙・黄の3色を使用すると炎を表現することができます。
色は何で燃えているのか、または温度・乾燥具合によっても変わってくるので、さらにリアルにしたい場合は似たような状況の参考資料を探してみてください。今回は代表的な炎のイメージで描いていきます。

次に炎の形を確認します。
写真を見てみると、炎は上方向に向かって伸びており、炎の塊の上に千切れた炎があるのが見えます。
炎のエフェクトの描き方
(1)ベースを検討する

炎のベースを描いていきます。
後から修正するのでブラシはなんでも良いです。炎の大体の形を作っていきましょう。
何から炎が燃え上がっているのかも描けると更に良いです。

描きすぎた場所は消しゴムで消していきます。この後に調整する作業があるので、簡単で大丈夫です。
(2)指先ツールでうねりを出していく

指先ツールを使用して、炎のゆらゆらした表現を行なっていきます。

炎が上にあがってるように、上下に伸ばしていきます。
(3)ベースに軽くグラデーションを入れる

レイヤーに『アルファロック』をかけ、色が乗っている場所のみに描けるようにします。
ベースに暗い色を軽く入れます。ここまでが炎のベースの描き方の紹介です。
(4)2色目を乗せる

別レイヤーを作成し、1色目の内側に2色目のカラーを入れていきます。
(5)2色目のうねりを出し、レイヤー効果を『追加』にする

2色めのレイヤーのNを選択し、レイヤー効果を『追加』に変更します。クリップスタジオだと『発光』を選択すると良いかと思います。

その後、1色目と同じように指先ツールを使って2色目もうねりを出していきます。
(6)3色目も2色目と同じように色を乗せて完成!

別レイヤーを作成し、2色目の内側と光らせたい部分に3色目の色を乗せます。レイヤー効果は『追加』に変更します。

指先ツールでうねらせます。透明度を調整しても良いでしょう。
自分の好みの形になったら完成です!
(おまけ)背景を入れてみる

背景に黒を入れるとより発光して見えます。
詳細な解説動画
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
まとめ
今回は『炎のエフェクト』の描き方を紹介しました!

こちらの炎の剣のエフェクトも同じ方法で描いています。描き方を知っているだけで、様々なイラストに活用することができます。
あとはどのような炎の形が格好良いのか、多くのイラストや写真を見て好みの形を探してみてください。
最後までご覧くださりありがとうございました。
それでは、また次回の講座でお会いしましょう!