背景イラストレーターのariです
今回は『星空の描き方』と星空イラスト制作に活用できる『おすすめProcreateブラシ』の紹介をします。
星空は綺麗で幻想的なイラストが描きやすい題材になりますので、ぜひ最後まで見て実践してみてください。
今回使用している機材とアプリはiPadとProcreateです。Adobe PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどでも同じようなツールはありますので、ぜひ使用してみてください。
どのイラストアプリを使用すれば良いか悩んでいる方は、こちらをご参考ください。アプリのおすすめポイントについてまとめています。
→iPadのおすすめイラストアプリを特徴ごとに紹介!【Procreate │ CLIP STUDIO PAINT │ Adobe Fresco】
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
記事の信頼性
私は、15年以上背景専門イラストレーターとしてゲーム、アニメ、映画等、様々なイラストを手掛けており、専門学校講師として指導も行っています。
YouTubeチャンネルでは土曜日に毎週「背景イラストの描き方」や「お絵かきアプリの紹介」など動画投稿行っています。背景イラストをもっと上手くなりたい!という方はぜひご覧ください。
→背景イラストレーターAri『背景イラストの描き方』YouTubeチャンネル
それでは紹介していきます!
星空用ブラシについて
空は「エアーブラシ→ソフトブレンド」と「オーガニック→綿毛」で、星は「輝度→微光、フレアー」と「スプレー→フリック」で描いていきます。
Procreateはデフォルトで面白いブラシがたくさん入っているので、ぜひ活用してみてください。
星空の描き方
夜空の下地を描く
「エアーブラシ→ソフトブレンド」のブラシを使用して、夜空の色を描いていきます。青系のカラーで基本は暗く、たまに明るいカラーを入れていきます。
後で調整可能なので、大体で入れていって大丈夫です。
新規レイヤーを作成し、ブラシは「オーガニック→綿毛」を使用して、水色など明るいカラーで星の帯があるようなイメージで色を入れていきます。ポンポンポンと軽いタッチで描いていきましょう。
資料を参考にしながら好きなように描いてみてください。
マゼンタや黄緑など銀河のようなカラーを使用しても綺麗になります。
夜空の下地塗り作業はこれで終了です。
発光させる
新規レイヤーを作成し、レイヤー効果「オーバーレイ」で光の帯の箇所を光らせます。明るいカラーを選び、ポンポンポンと色を乗せていきます。色を入れすぎた場合は、消しゴムで消して調整しながら描いていきましょう。
色は白よりも色が入ったカラーがおすすめです。
帯の縁の部分に青のカラーを入れると、色に深みが出てより綺麗に見えます。自分の好みの形・色になるように描いてみてください。
更に発光させる
新規レイヤーを作成し、レイヤー効果「追加」にし強い発光効果を与えます。特に光らせたいところにマゼンタ、シアンなど明るいカラーを入れていきます。
レイヤーの透明度を下げ、馴染むように調整します。
星を描く
新規レイヤーを作成し、レイヤー効果「オーバーレイ」に設定します。ブラシは「輝度→微光」を使用し、発光させている付近に星を入れていきます。
ガッツリ星を乗せるというより、小さく薄く纏わせるようなイメージで描いていきます。ブラシサイズは手前は少し大きめ、後ろは小さめに設定をして、消しゴムを活用しながら描いていきます。
ある程度描けたら、透明度を下げて調整しましょう。このイラストは50%程度に設定しました。
更に星を描く
新規レイヤーを作成し、レイヤー効果「追加」に設定します。ブラシは「スプレー→フリック」を使用して、更に星を描いていきます。細かい点々を描くことができるので、ブラシサイズを小さめに設定してノイズのように入れていきます。
星の量はどのような星空を描きたいかで調整してみてください。レイヤーの不透明度は20%程度とかなり薄めで良いかと思います。
更に加筆する
更に天の川のように光らせたい場合は、新規レイヤーを追加して「スプレー→フリック」などのブラシを使用して描いていきます。
その後、左上メニューの調整→モーションブラー(レイヤー)で少しぼかしてあげると良い感じになります。
消しゴムで消して調整します。
星の輝きを入れる
最後に星の輝きを入れていきます。新規レイヤーを作成し、ブラシは「輝度→フレアー」を使用し、光らせたい箇所にポンと入れていきます。
これだけでも良いですし、レイヤーをコピーして変形で90度回転させ、このように光らせても良いです。不要な部分は消しゴムで消して、もう一つの星のレイヤーと合成します。
その後、合成したレイヤーの効果を「オーバーレイヤー」などに変更し、透明度調整をしたら完成です。
カラー調整をしたい場合
新規レイヤーを作成、効果は「ハードライト」、ブラシは「オーガニック→綿毛」を使用し、上から色を乗せて好みのカラーに微調整していきます。
詳細な解説動画
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
まとめ
今回は『星空の描き方とおすすめブラシ』の紹介をしました。
Procreateだと、既存のブラシとレイヤー効果で簡単に描くことができますので、ぜひ参考に様々な星空を描いてみてください。
効果レイヤーについては、別記事・動画でもまとめていますのでぜひ参考にしてみてください。
→レイヤーの合成モードを簡単に解説!イラストでよく使用する合成モードも紹介
この星空をよりイラストとして完成度を高めるための味付け方法についても動画で紹介していますので、ぜひご覧ください。
→【背景の描き方】幻想的な星空をかっこよく仕上げる方法を紹介!【iPad│Procreate】
また、普段の記事・動画では無料で背景イラストの描き方について紹介していますが、より『背景イラストが上手くなりたい方』向けに、詳細に技術を紹介している有料のコンテンツもあります。
1点透視などパースやイラストの描き方について、字幕付き動画と文章で読める解説付きPDFで学ぶことができます。
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最後までご覧くださりありがとうございました。
それでは、また次回の講座でお会いしましょう!