背景イラストレーターのariです

今回は影色を使って『白い雪を描く方法』を紹介していきます!
今回使用している機材とアプリはiPadとProcreateです。考え方を応用することでAdobe PhotoshopやCLIP STUDIO PAINTなどでも描くことができますので参考にしてみてください。
どのイラストアプリを使用すれば良いか悩んでいる方は、こちらをご参考ください。アプリのおすすめポイントについてまとめています。
→iPadのおすすめイラストアプリを特徴ごとに紹介!【Procreate │ CLIP STUDIO PAINT │ Adobe Fresco】
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
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雪を描く前に

サンプルの写真を持ってきました。
雪のイメージである白色をイラストで表現するのは難しい!と思う方もいらっしゃるかと思います。
しかし、以下のポイントに注意しながら描いていくことで簡単に雪を描くことができるようになります。
雪を描く際のポイント

雪を描く際は、影色+ホワイトでもこもこ感を大事にしながら描いてきます。

ブラシは『ペイント』→『ニッコラル』がおすすめになっています。
『ニッコラル』はこのようなザラザラとしたテクスチャが入っているブラシになります。Procreate以外を使用している方は、似たようなブラシを使用してみてください。

雪が何かに積もる場合は、ザザーっと周りの雪が落ちていき山になります。
このことも抑えておくと雪っぽいイメージに仕上がります。
雪の描き方

雪を描いてみました。最終的な仕上がりはこのようになります。
影色で塗りつぶす

ブラシの『ペイント』→『ニッコラル』を使用して影色で塗りつぶしていきます。
雪部分を描いていく

影色を残す場所以外を白色で描いていきます。レイヤーに余裕がある方は、影色とは別レイヤーで描いた方が良いです。

ざっくり塗れました。
仕上げる

雪の際部分は明るく見えるのでその部分にハイライトを入れたり、影を追加したり微調整をしたら完成になります。
植物に雪が積もったイラストの描き方

このような植物に雪が積もったようなイメージのイラストを描いていきます。物体の影色はしっかり描くようにしましょう。

雪が積もった状態はこのようになります。
雪の影を描いていく

ストロークはもこもことした感じで、雪の影色を入れていきます。

隙間がある植物は雪が落ちている場所もあるので、それも考えながら葉っぱが固まっている場所に描いていきます。

枝上も忘れずに影を入れていきます。
雪を描いていく

影を描いた上に雪を描いていきます。

中心が一番雪が積もっているようなイメージで、山になるように描いていきます。
その他、下に垂れているような雪や、細かく乗っている雪などを描いたら完成になります。
今回は白と灰色の二色で雪を表現しましたが、影の色数を増やすことでよりリアルになりますので作風に合わせて調整してみてください。
詳細な解説動画
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
関連動画
↓クリスマスイラストにも使用できるモミの木の描き方の紹介もしています。
まとめ
今回は影色を使って『白い雪を描く方法』を紹介しました。
雪を描く際は、どの場所に影を置くかが重要になってきます。様々な資料を参考にしながら雪を使ったイラストを描いてみてください!
また、普段の記事・動画では無料で背景イラストの描き方について紹介していますが、より『背景イラストが上手くなりたい方』向けに、詳細に技術を紹介している有料のコンテンツもあります。
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最後までご覧くださりありがとうございました。
それでは、また次回の講座でお会いしましょう!