【1点透視】初心者でも描ける!写真を元に描く背景イラスト

背景イラストレーターのariです

今回は『写真を元に1点透視で作画をする方法』を解説しています。この方法を学ぶことで、初心者でも1点透視の作画が簡単にできるようになります。

使用する写真は自分で撮影した写真か、著作権に問題のない素材をご使用ください。1点透視の場合は、1本道の奥に続いている通りを選ぶと描きやすいです。

今回使用している機材とアプリはiPadProcreateです。考え方を応用することでAdobe PhotoshopCLIP STUDIO PAINTなどでも描くことができますので参考にしてみてください。

どのイラストアプリを使用すれば良いか悩んでいる方は、こちらをご参考ください。アプリのおすすめポイントについてまとめています。

iPadのおすすめイラストアプリを特徴ごとに紹介!【Procreate │ CLIP STUDIO PAINT │ Adobe Fresco】

動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。

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写真の挿入をする

左上スパナマーク『アクション』→『追加』→『写真を挿入』で参考にする写真を配置します。

写真のレイヤーの透明度を描きやすい値まで下げます。(今回は39%にしています)

描画ガイドをONにする

左上スパナマーク『アクション』→『キャンバス』→『編集 描画ガイド』ONに設定します。

この描画ガイドでアイレベルや消失点を設定することができます。描く際は描きやすいように不透明度を下げると良いです。

アイレベルや消失点についてはこちらの記事をご覧ください。

パース・遠近法・1点透視って何?【背景イラスト初歩編】

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線画を描く

レイヤーを追加する

写真のレイヤーの上に線画用の新規レイヤーを追加します。写真のレイヤーには直接描かないようにしましょう。

今回は描き方の説明なので1つのレイヤーで描いていますが、後に修正・彩色しやすいようレイヤー分けをすることをお勧めします。

描画アシストをONにする

線画を描くレイヤーをタップし、『描画アシスト』をタップしチェックマークを付けます。

『描画アシスト』はON・OFFを頻繁に行いますので、ショートカットに設定していると便利です。私の場合は左側の四角ボタンを押したらON・OFF切り替えられるように設定しています。

線画を描いていく

ブラシは『スケッチ』→『鉛筆6B』を使用します。線の太さは自分の好みの太さにして手前の方から順に描いていきます。

描画アシストをONにしているので、写真をなぞって描くだけで背景を描くことができます。はみ出した箇所は消せば良いので、気にせず描いていきます。消しゴムの挙動がおかしい時は『描画アシスト』をOFFにすると通常に戻ります。

直線のところ以外は『描画アシスト』をOFFにして線画を描いていきます。

窓も簡略化して描いていきます。個人的にはあまり描き込みすぎなくても良いと思います。あ自分の完成イメージに合わせて描き込んでみてください。

左手前の家が描き終わりました。線画を確認する場合は、レイヤーの写真を非表示にして見てみましょう。

電線なども簡略化できるところはしてみましょう。

奥に行けば行くほど線を細くして描くようにしましょう。細くすることで遠近感を出すことができます。

今回は左側を主役とするため、右側の建物は簡略化して描きます。

奥の方を描きすぎてしまうと情報量が多くなり、主役が目立たなくなるので奥は簡単な線だけでも良いです。

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線画の完成!

写真を元にして線画を描くことができました。

この線画に簡単に色を乗せるとこのような絵を描くことができます。このようなイラストを描くときにオススメのブラシなどは次回紹介します。

詳細な解説動画

動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。

関連の記事・動画

1点透視アイレベル、消失点について詳しく知りたい方は以下の動画・記事をご覧ください。

パース・遠近法・1点透視って何?【背景イラスト初歩編】

まとめ

今回は『写真を元に1点透視で作画をする方法』でした。

『いらない部分を消す』『奥の方は描き込みすぎない』というのを意識しながら描くと奥行きのある1点透視の絵を描くことができます。
写真を元にして練習することで、アイレベルをどこにおくと良いか等がわかりやすいのでおすすめの練習方法です。

また、普段の記事・動画では無料で背景イラストの描き方について紹介していますが、より『背景イラストが上手くなりたい方』向けに、詳細に技術を紹介している有料のコンテンツもあります。

1点透視などパースやイラストの描き方について、字幕付き動画文章で読める解説付きPDFで学ぶことができます。

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最後までご覧くださりありがとうございました。

それでは、また次回の講座でお会いしましょう!

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