背景イラストレーターのariです
今回は『CLIP STUDIO PAINTの基本的な定規ツール』について紹介していきます。
この記事を読むことで、背景イラストに使えるパース定規や図形定規など、様々なイラストに活用できる定規について知ることができます。
今回使用している機材とアプリはiPadとCLIP STUDIO PAINTです。CLIP STUDIO PAINTについて知りたい方はこちらの公式サイトをご覧ください。
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
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定規ツールについて
定規ツールは左側のツールバーの三角形のアイコンを推すことで、サブツールを開くことができます。
定規はガイドの役割を果たします。
レイヤー部分の定規アイコンを押すと『すべてのレイヤーで表示』『同一フォルダー内で表示』『編集対象のときのみ表示』と、定規をどこで表示するかを選ぶことができます。
基本的には『すべてのレイヤーで表示』にしておいて必要な時に変更する形で良いかと思います。
定規レイヤーの目アイコンを外すと、定規のガイドは反映されなくなります。
直線定規
直線定規は真っ直ぐな線を引くことができる定規です。shiftを押しながらドラッグすることで45度ずつ回転させることができます。
ペンを離すとガイドの線が引かれます。
そのガイドの上で線を引くと、定規に沿った綺麗な線を引くことができます。定規以外の箇所は真っ直ぐにならずに描くことができます。
定規を引いている感覚で描くことができるので、ペンのタッチの強弱もつけることができます。
曲線定規
曲線定規は2点を結ぶ線をドラッグすることで、曲線のガイドを引くことができます。
線を引いた一つ前までが赤いガイドとなります。
扱い方はベジェ曲線に近いです。
図形定規
図形定規を選ぶと、ツールプロパティで四角や円、多角形を選ぶことができます。
ガイドは組み合わせることもでき、六角形と直線定規を組み合わせることでこのような図形も描くことができます。
定規ペン
定規ペンは自分で好きなガイドを引くことができるペンです。
パース定規
パース定規は背景イラストを描く際に重宝する定規で、2本線を引くと、消失点・アイレベルが設定されます。
1つの消失点だと1点透視を描くことができます。
2点透視にしたい場合は、ツールプロパティの『消失点の追加』を選択し、線を2本引くことで設定することができます。
消失点の場所等を変更したい場合は、オブジェクト移動のアイコンをタップし、移動したい箇所の点を選びドラッグすることで変更することができます。
定規の活用方法
パース定規を使用し、2点透視のアイテムなども描くことができます。
箱の角丸の部分や直線の部分も定規を使うことで、綺麗な線を引くことができます。
詳細な解説動画
動画では作画をしながら詳しく解説をしています。しっかりチェックしたい方は、こちらからご覧ください。
まとめ
今回は『CLIP STUDIO PAINTの基本的な定規ツール』についての紹介でした。
定規は背景イラストを描くときや、丸や直線の箇所など目分量で描く時が難しい時に使用するのがおすすめになります。
ぜひ、色々なイラストに活用してみてください。
今回は基本的な定規について紹介しましたが、集中線や対称イラストなどを描くときに活用できる特殊定規に関しては次回紹介したいと思います。
動画では既に紹介していますので、確認したい方はこちらからご覧ください。
最後までご覧くださりありがとうございました。
それでは、また次回の講座でお会いしましょう!
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