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背景イラストの描き方

風景画の第一歩!「岩の描き方」

投稿日:2017年8月15日 更新日:

皆さんこんにちは。
今回は、動画【ariの背景イラストの描き方 No.02】のadobe Photoshopを利用した「岩の描き方」を説明していきます。

 

 

「岩」について

「岩」と一言でいっても種類がたくさんあります。
基本的に動かせないほどの大きさのものが岩となっているのですが、荒れ地にあるようなもの、崖、グランドキャニオンなども言ってしまえば岩ですね(笑)

 

「岩」・「石」の違いは…?

この二つの違いは基本的には大きさですが、「石」は簡単に言うと川べりにあったり、道端に落ちているものだったりという持ち上げられるようなものを「石」と言います。

「岩」は、ゴツゴツして山の中にあるような大きい持ち上げられないようなものを「岩」と言います。

 

今回は岩でも石でも使えるのですが、よく背景のイラストで登場する岩と石の中間ぐらいのサイズの岩を描いていきたいと思います。

森、庭など自然の風景を描くときには隅っこなどに描いて遠近感などを出したりもできます。

 

そんな岩ですが、表面にもいろいろな表情があります。
今回は私がよく描いている表面テクスチャの入れ方なのですが、
カスタムしたブラシを使います

 

 

Photoshopを使用して描いていきます

 

まずは、新規作成で適当なファイルを作り、新しいレイヤーを作ります。

ショートカット Windows macOS
新規作成 Ctrl+N Command+N
新規レイヤー Ctrl+Shift+N Command+Shift+N
ブラシツール B B

 

そして、ブラシを使って描いていきます。

 

ブラシについて

すでにブラシをダウンロードしていて使いやすいブラシがある場合は、それを使っていただいて大丈夫です。

無い場合は、デフォルトの「チョーク」というブラシを使っていきます。
重宝するブラシなので、ぜひ皆さん使ってみてください。

 

ブラシツールはショートカットの「B」を押すか、左側のツールから選ぶことができます。

 

ブラシをチョークに変更する場合は、ブラシツールになっている状態で「右クリック」→「チョーク」を選択。
選びにくい場合は「右上の歯車をクリック」→「リスト(小)を表示」で名前一覧で表示することができます。

 

 

ブラシストロークの設定について(動画の補足説明)

動画ではストローク等の話をしているのですが
カスタムブラシの作り方は、詳しく言っておりませんのでここに載せたいと思います。

 

このブラシのチョークですが、デフォルトの設定から少し変更するともっと味がでます。

 

F5を押すとブラシの設定が出てくるのですが、
デフォルトのチョークは上のような設定になっているはずです。

この値を少しかえてオリジナルを作ってみましょう。

 

カスタムブラシ_01

 

カスタムブラシ_02

 

このように数値を変えることによってブラシの性質が大きく変わってきます
そうやって設定をずらしたブラシを作り右上のメニューから
「新規ブラシプリセット」
というボタンを押すと名前がつけれて保存されます。

こうやって1つずつ作って自分なりのブラシを作るのがおすすめです。

ブラシの設定の数値はいろいろと大小して確認をしてみてください!

 

描画の際はカスタムブラシのテクスチャ感を出したい場合は、動画でも言っているように
長い線で描画するのではなく点描のように描いていくことをおすすめします。

カスタムブラシで塗ったイラストが↓になります

 

また色を塗る場合は
岩(塗るもの)を実際に観察してどういった質感なのかというのを知るのが一番良いです。

まわりにない場合はネットなどで写真を見てみる等、勘で描くのではなく実物を一度みてみると物体に対するリアリティがずいぶんと違ってくるのでオススメです!

 

 

それでは、岩の描き方に戻ります。

 

 

 

岩の形をとっていく

まずはデフォルトの状態で岩の形をとります。
ここは何となくでも大丈夫です。
(岩の形をとる場合は、透明度のかかっていないブラシを使いましょう。)

 

そのあと、自動選択ツールで岩の中を選択します。
ショートカットキー:自動選択ツール「W」

 

自動選択ツールの状態で、岩の中でクリックをすると岩の中が選択された状態になります。

この状態で、上のメニューから「選択範囲」→「選択範囲を変更」→「拡張」→適当な数値で「OK」

そうすると、選択範囲が少し増えたのがわかるかと思います。
(これは、そのままで塗りつぶしをすると塗り残しが出るため行う作業です。)

 

その状態で塗りつぶしツールで岩に色を付けていきます。
ショートカットキー:塗りつぶし「G」

左のツールパネルからも選べます。

 

岩の選択範囲の上でクリックで塗りつぶしができます。
しっかり塗りつぶされていなかったら、もう一回クリックしても良いです。

 

塗りつぶしができたら、レイヤーにロックをかけて塗りつぶしをしたところのみ塗れるように設定をします。

これを利用して色を塗っていきます。

 

まずは、光がどこから当たっているか決めます。
最初にこれを決めてイメージしていると塗りやすいです。

 

まず、影の色は作っているので中間色で塗っていきます。
中間色を塗る場合は、筆圧がかかっているので軽いストロークで塗っていきます。
ブラシサイズの変更などを行って塗っていきます。

ストロークの動きについては、動画をご覧ください。

 

これだけで、なんとなく岩に見えてきたと思います。
光と影の部分を意識してあげるだけで、立体は描けるというのがこれで分かると思います。

 

ここでブラシの設定を少々変えます。
「ブラシツール」→「F5」→「シェイプ」→「サイズのジッター」を50%ぐらい
「最小の直径」を0%
「角度のジッター」を20%ぐらい

「テクスチャ」→「描点ごとにテクスチャを適用」はチェックをはずす
「深さ」を20%ぐらい

「その他」→「不透明度のジッター」を70%ぐらい
「インク流量のジッター」を25%ぐらい

「エアブラシ」にチェックを入れる

そうすると、画像のようなストロークになりました。

 

この後は、ハイライトを入れていきます。

 

 

ハイライトの入れ方

明るい色を選択して、色を入れていきます。
(本当は周りの背景の色を見て設定するのですが、今回はわかりやすいように白色で塗っています。)

ブラシの透明度を50%に下げて塗っていきます。
100%と50%では、同じ力の入れ方でもこのような違いが出ます。

上からハイライトを置いていきます。
塗り方は、点々を置くように塗っていきます。

 

大体ハイライト入れた後は、薄くなってしまったところにもう一回影を入れます。
色はスポイトでとっても良いです。
ショートカットキー:スポイト「I」

 

塗り終わった後は、反射光を入れます。
光は直接の光だけではなく、地面から反射してできる反射光というものがあります。

 

そのため、右下の真っ黒の部分に白色の光を入れていきます。
(現在は、下が白のため白で塗っていますが、背景の色によって変化します。)

跳ね返った光の色を入れると、よりリアルになります。

 

あとは、塗り進めていくだけです!

よりリアルさを出す場合は、「ハードラウンド」というブラシで割れている部分を作ってあげると良いです。
透明度を変更して描いてみると良いです。

さらにその割れ目にハイライトを入れると、よりリアルさがアップします。

 

この後、岩の下にレイヤーを置き、チョークのブラシを使って影を塗っていきます。
影の濃さは日光の強さによって変わるので、色々試してみてください。

 

 

色を変えたい場合は、「色相・彩度」で設定を変えることによって色の変更ができるので、これで自分の望んだ色にしても良いです。

 

白黒で描くことによって、光の出方が色で描くよりも分かりやすいので、最初は白黒で描くのに慣れていても良いかと思います。

 

これで、岩が完成しました!

 

一番大事なのは、ブラシのストロークを長く引くのか、点々で引くのかというところや、ブラシの設定です。
色々ブラシを試してみるといいですね!

 

今後は石も描いてみたいと思います。

 

 

といったところで「岩の描き方」を終わらせていただきます。

今回の動画は説明下手で長くなってしまいました、もっと分かりやすく簡潔に、を目標にがんばっていきますので、これからもお付き合いください!!

 

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  1. […] 自然物の、前回のNo.2で行った「石・岩」と、「木」、「土(地面)」、空が描けるようになると外の風景は大体描けるようになるので、まずはここの説明をしていきます。 […]

  2. […] 前回までで岩、木、空、雲、草の地面、土の地面といった物を描いてきました。 それをまずは配置していきます。 […]

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